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各 位 殿                                    
                                                                       平成31年1月吉日

                                 大塔宮護良親王を偲ぶ会
 
                                       渡邊 一美

「ゆく河の流れは絶えずして しかも もとの水にあらず
 淀み浮かぶうたかたは かつ消え かつ結びて
 久しくとどまりたる ためしなし
 世の中にある人とすみかと また かくのごとし」

方丈記の如く人の一生は無常で まことにはかないもの。

私は、大塔の宮さまと雛鶴姫と忠臣たちのために生きています。

しかし、私の命などこの世の時代の大きなうねりの中では一抹の泡のようなもの。

いつ むくろになるや知れません。

私が生きているあいだに難関は覚悟のうえ、実現に向かい動き出す決意です。

要旨は第1から第4に記しました。


御成敗式目のいちばん重要な箇所は冒頭にあります。

「神は人の敬いに依って威を増し
 人は神の徳に依って運を添う」

私だけでは駄目なのです。

大塔宮さまと雛鶴姫と忠臣たちを慕っている多くの方々の想いが宮さまと姫さまと忠臣たちの
力を更に強くするのだと考えます。

そこで心ある御方から浄財を戴きたく処に御願い申し上げます。
浄財の御礼として大塔宮さまの御魂が宿る「桂の御神木」をお譲り致す存念で御座います。

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第1.雛鶴神社 御本殿再建

   大塔宮護良親王御首尊を携え鎌倉からわずかな臣下とともに苦難の中

   山梨県都留市朝日曽雌(そし)に辿り着いた時、

   身重だった雛鶴姫がご薨去(こうきょ)なされ
   684年の歳月が流れました。
   小さな御社と覆い屋は古く、風雪雨でかなり痛んでいます。
   
   そこで、雛鶴神社御本殿再建を立案いたしました。

 

                      

                     (覆い屋の中に小さな御社があります)

第2.殉死なされたおふたりの御社建立

   藤原宗忠殿と馬場小太郎正国殿は、鎌倉から悲嘆にくれる姫を激動のなかお護りし
   どれほど励ましの声をかけ続けた事でしょう。

   土着したおふたりの一念は、雛鶴姫の墓ではない 御社を建立すること。

   そうすれば、未来永劫この地の人々が雛鶴姫をお護りしてくださる。

   おふたりは、信頼を得るため我が身を顧みず、この地の人々には献身的に助力しつづけ
   集落のため身を粉にあらん限りの力を振り絞ることを惜しまなかった。

   結果、雛鶴神社が建立されました。

   その後おふたりは、雛鶴神社参道にて殉死なされ「死しても姫を護りつづける」
   その心はまさに忠臣です。

   先人たちはおふたりの忠義の心にうたれ松を植樹し、鎮魂の誠を捧げました。

   幾星霜を経て松は枯死し、今は切り株だけです。

   そこで、おふたりの誠の心を雛鶴姫の御社の近くに摂社として建立しようと考えました。

第3.雛鶴姫の立像

   私がいつも語りかけていた桂の御神木。

   大塔宮護良親王御首尊が埋葬されている桂の御神木が平成24年5月突然倒れました。

   私は涙を流し御神木に抱きつきました。
   「大塔宮さま、何か仰りたいことがおありなのですか」

   その後3本に分けられた桂の御神木を私は1本譲って戴き保管しました。

   鎌倉の彫刻家奥西希生氏が訪ねてくださり涙し、5・6年乾かせた
   あと何かの形にすることに決めました。

   奥西氏は、朽ちかけた鎌倉宮の楠で大塔宮護良親王坐像を刻みあげ、
   その坐像は鎌倉宮本殿に鎮座しております。

   昨年、保管している桂の御神木を奥西氏はみつめ私に言いました。

   刻むのは「雛鶴姫の立像」。雛鶴神社に納めるつもりです。

   皆様の浄財で一刀一刀桂の御神木を刻みます。

第4.元弘元年から元弘3年に亘る戦いで大塔宮さまをお慕いし散って逝った
   多くのつれもの達の鎮魂碑の建立。

   場所はまだ未定ですが、大塔宮さまが導いてくださると思っております。

   まだほかにもあるのですが、私が生きているかぎり、
   ひとつひとつ実現しようと思っております。

   どうか、ご協力の程宜しく御願い申し上げます。
                          

 

                                                  恐惶敬白

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ゆうちょ銀行​

振替口座

名義:渡邊 一美(ワタナベ カズミ)

口座記号番号00220-0-141111

連絡先 大塔宮護良親王を偲ぶ会 渡邊 一美

富士吉田市旭2-10-11

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Email:webadmin@arakurakanko.co.jp

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